
■オルソケラトロジー(orthokeratology)とは
角膜矯正治療として、1940年頃からアメリカで研究が始まり、1988年に日本の厚生省にあたるFDA(連邦食糧医薬品局)が近視治療にオルソケラトロジーレンズを認可し、現在150万人のアメリカ人が用いている視力矯正方法です。
具体的には、特殊デザインの高酸素透過性ハードコンタクトレンズを一定時間(就寝中などに)装用することによって、次第に角膜の中央部分のカーブをフラットなカーブに変えることで、角膜の屈折力が弱まり、近視や乱視を矯正するという方法です。通常のコンタクトレンズと違い、日中は裸眼で過ごすことが出来ます。
全ての近視や乱視に適応があるというわけではないものの、治療開始後、1Wで75%程度の方が裸眼視力1.0以上、90日後では90%の方が裸眼視力1.0以上というデータがあります。
■オルソケラトロジーの長所
1)日中裸眼で過ごすことが出来るようになる
スポーツの最中にコンタクトレンズがずれたり、はずれて落とす、ホコリがハードレンズの下にもぐりこんで眼が痛くなるなどの煩わしさから解放されます。
2)角膜組織に侵襲の少ない治療である
PRKやLASIKと違い、角膜の組織をレーザーで削るわけではないため、角膜実質そのものの厚さは薄くなることがありません。最適な状態にするために、何度でも調整を行えます。
3) 近視の程度(屈折の強さ)の進行を押さえる効果
コンタクトレンズや眼鏡の使用は近視の程度(屈折の度数)を進めてしまうというデーターもあり、逆にオルソケラトロジーでは、この進行をある程度おさえる効果もあるということが報告されています。特に学童期などで近視が進行しやすい時期の子供についても治療が行えます。
■オルソケラトロジーの注意点
1)角膜の変化が可逆的であること
一定期間以上装用を中止すると角膜のカーブは元に戻ってしまいます。従って、繰り返しレンズを用いる必要があり、安定するまでに平均して1週間以上の時間を要し、(個人差はあります)安定後も、一定間隔で一定時間のレンズ装用が繰り返し必要となる点。
2)治療用レンズを1枚いくらで買うという治療ではなく、眼科専門医による一定間隔のフォローアップを要します。
■当院での治療の流れ
1) 電話予約にて来院して頂きます。
生活習慣などの問診と眼科初診時の全般的な眼の検査を行います。
オルソケラトロジーの適応と思われる方について、角膜の曲率半径、角膜形状及び、屈折などのデータをもとに、トライアルレンズを選定します。
2)院内で約2時間トライアルレンズを装用して頂き検眼します。
3)トライアルレンズ使用後の結果を踏まえ、当院でのオルソケラトロジー治療を希望される方にはレンズをオーダーします。(レンズ到着次第ご連絡致します)
オーダーレンズ到着後に受診。更に1週間後にも受診して頂きます。
4) 以降、1ヶ月後、3ヶ月毎の定期検査にてフォローします
注意:治療開始から約5週間は視力に関係なく毎晩8〜9時間装用して就寝して頂きます。5W後は個人差により1〜7日毎の装用となります。
■ご予約について
お電話または、下の「予約フォーム」ボタンよりご予約ください。
TEL:0466-26-3300
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